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ノーザンダンサー系

 ノーザンダンサーは初戦を2着馬に7馬身の着差をつけて優勝、ケンタッキーダービー、プリークネスステークス、 クイーンズプレートなどを勝ち、18戦14勝の成績を納めました。

 ノーザンダンサーは、種牡馬2年目で、英三冠馬となったニジンスキーを輩出し、それ以後もザミンストレル、 セクレト、エルグランセニョール、サドラーズウェルズなど一流馬を数限りなく送り出していきました。ノーザンダンサーは、仕上がりの早さ、 成長力、スピード、瞬発力、スタミナだけでなく、忍耐力、順応性なども伝えました。
 これは、ノーザンダンサーが育ったカナダの牧場は、冬は氷点下30度前後まで冷え込み、夏は高温多湿で蒸し暑く、神経をいらつかせるハエやアブに悩まされ、 解決策として夜間放牧されていたものの、日中はせまい馬房のなかに閉じ込められっぱなしだったため、忍耐強さ、頑健さ、優れた順応性がなければ、 とても生き残れない環境だったことにあると言われています。

 ノーザンダンサー産駒のニジンスキー、リファール、ヌレイエフ、ダンジグ、サドラーズウェルズらは、後継種牡馬としても活躍し、万能血脈、スピード血脈、 ステイヤー血脈など多種多様な血脈を、世界中に築き上げていきました。

馬名 ノーザンダンサー
性別 毛色 鹿毛
生誕 1961年5月27日
(カナダ)
死没 1990年11月16日
Nearctic Natalma
調教師 T.Flaming(加)
→Horatio A.Luro(加→米)
競走成績 18戦14勝