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地方競馬関係者インタビュー/ 川崎競馬場・加藤厩舎 加藤 誠一 調教師

地方競馬

川崎競馬場・加藤厩舎/ 加藤 誠一 調教師
(1970年生まれ)

 入院中に田島師と出会い、競馬界の話を聞く中で興味を持ち始め、馬の世界に。ビッグレットファーム、ノーティーホースジム、オーストラリアで 経験を積み、川崎競馬場の田島厩舎で厩務員、調教師補佐を経て、2011年調教師試験に合格。同年より開業。  


競馬界で仕事をしようとおもったきっかけ

 競馬の世界に足を踏み入れるきっかけになったのは、24歳の時でした。 ヘルニアを患って入院していた際に、当時騎手で落馬骨折のため入院中だった田島寿一調教師と出会い、話を聞くうちに競馬の仕事に興味を持ち始めました。  それまでは、仕事もバーテンダーや電気関係でしたし、競馬に興味もなかったので、観たりすることもありませんでした。

 病院を退院してから、ビックレットファームで働き始めました。最初は、穴掘りなどの作業も多く、嫌だと思うこともありましたが、一度始めたことに対しては 納得するまではやり続けたいという思いでした。
 そして、馬と接している中で、楽しさ、悔しさなど色々な感情、そしてもっと知りたいという気持ちが芽生えてきて、ビッグレットファームで1年半、 ノーティーホースジムに1年半ほど在籍した後、オーストラリアに行くことを決めました。

オーストラリアで感じたこと

 2年間オーストラリアにいる間に、日本の競馬界と違いを感じました。具体的には、人に対して馬が従順で、幼い頃から馬への教育がしっかりしていて、 人と馬とが良好な関係を築けているという印象を受けました。
 日本に帰国してからは、田島師の元で10年間勤めました。

開業するにあたり目指す厩舎

 スタッフが精神的にも、経済的にも豊かになれる厩舎を作りたいです。馬に対しては、人と馬が主従関係ではありながらも、良い関係が作れるようにしていき、 特に馬のメンタル面にも重きを置いて、個々の馬を見て調教などの判断をしていきたいです。
 また、厩舎経営はサービス業であり、“勝つこと”が馬を預けてくださっている馬主様への最大のサービスだと思うので、常に勝つことを目指し、 その他の面においても馬主様が満足できるようなサービスを提供していきます。

普段の趣味は

 絵画(特に日本画)を見ることが好きで、山種美術館や東京国立美術館などに行ったりしています。好きな画家は、岸田 劉生(きしだ りゅうせい)、 東山 魁夷(ひがしやま かいい)、菱田 春草(ひしだ しゅんそう)。彫刻では、高村 光雲(たかむら こううん)です。
 また、ピアノを弾いたり、字を書いたりするなども好きです。

地方競馬

加藤師とスタッフの山形さん。馬は1頭目の管理馬である、トモヨブギウギ(2歳・牝馬)。

加藤厩舎では、スタッフも募集しています!詳細は、地方競馬 求人募集をご覧ください。