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地方競馬場所属の名馬たち- オグリキャップ号

 オグリキャップは、1987年5月に笠松競馬場でデビューし、12戦10勝(重賞5勝を含む)を記録した後、1988年1月に中央競馬へ移籍し、 1989年、1990年の有馬記念などG14勝を含め重賞12勝を記録し、「芦毛の怪物」と呼ばれた。
 地方競馬からのデビューで、実力の強さを見せつけたオグリキャップは、ハイセイコー以来の競馬ブームを巻き起こし、女性にも人気を集め、 「オグリギャル」と呼ばれる女性ファンを競馬場に集める原動力にもなった。

誕生

 オグリキャップの母のホワイトナルビーを所有していた小栗孝一氏の意向により、交配相手として笠松競馬場で優秀な種牡馬成績を収めていたダンシングキャップが選ばれた。

 ホワイトナルビーは乳の出があまり良くなく、授乳することを嫌がることもあったため、幼い頃オグリキャップは痩せて貧弱な馬体だったが、食欲が旺盛で、 2歳の秋頃には他馬に見劣りしないほどに成長した。
 また、誕生時、オグリキャップの右前脚は大きく外向していたが、削蹄して矯正した結果、成長するにつれて改善されていった。

競走馬時代

 1987年1月、オグリキャップはに笠松競馬場の鷲見昌勇厩舎に入厩した。
5月19日のデビュー戦ではマーチトウショウの2着に敗れ、その後2連勝したが、再び4戦目でマーチトウショウに敗れた。5戦目で勝利を収めて以降は重賞5勝を含む8連勝を達成した。

 1988年1月、オグリキャップは笠松競馬場から栗東トレーニングセンターの調教師瀬戸口勉厩舎に移籍した。

 中央移籍後の初戦にはペガサスステークスが選ばれた。レースでは序盤は後方に控え、第3コーナーから馬群の外を通って前方へ進出を開始し、 第4コーナーを過ぎてからスパートをかけて他馬を追い抜き、優勝した。
 移籍2戦目の毎日杯では、馬場状態が追い込み馬に不利とされる重馬場であったが、オグリキャップは第3コーナーで最後方の位置から外を通って進出すると、 ゴール直前で先頭に立って優勝した。

 オグリキャップはクラシック登録をしていなかったため、クラシック三冠(皐月賞、東京優駿、菊花賞)には出走できず、京都4歳特別、 ニュージーランドトロフィー4歳ステークスに出走した。ニュージーランドトロフィーでは、同じ東京競馬場芝1600mで行われた古馬GIの安田記念よりも速い走破タイムで レコード勝ちを収めた。 その後、高松宮杯、毎日王冠と重賞6連勝を飾った。
 しかし、続く天皇賞(秋)でタマモクロスに敗れ、さらにジャパンCでもペイザバトラー、 タマモクロスに勝てず3着に敗れたが、有馬記念で、タマモクロスを制しGIを奪取した。

 翌年、大阪杯、天皇賞(春)、安田記念、宝塚記念に出走するプランを陣営は発表したが、1989年2月に右前脚の球節を捻挫、さらに4月には右前脚に繋靭帯炎を発症したため、 休養することになった。
 オグリキャップは9月のオールカマーで復帰すると、5番手を進み第4コーナーから前方への進出を開始し、直線で先頭に立って優勝した。 続いて出走した毎日王冠では、イナリワンとの競り合いを制しゴール、史上初の毎日王冠連覇を達成した。

 その後も、1989年マイルチャンピオンシップ、1990年の安田記念と有馬記念を制し、32戦22勝(地方競馬12戦10勝、中央競馬20戦12勝)の成績で引退することとなった。
 1991年1月、オグリキャップの引退式が京都競馬場(13日)、笠松競馬場(15日)、東京競馬場(27日)の3箇所で行われたが、競走馬の引退式を3競馬場で行うのは史上初のことであった。

引退

 引退後は北海道の優駿スタリオンステーションで種牡馬となった。初年度産駒のオグリワン、アラマサキャップが中央競馬の重賞で2着し期待されたが、 その後目立った産駒を出すことはなかった。2007年をもって種牡馬引退し、功労馬として繋養されたが、2010年7月3日、右後肢脛骨骨折のため、安楽死の処分が取られた。

血統

二代 三代四代

ダンシングキャップ
Dancing Cap 1968
芦毛 アメリカ
Native Dancer 1950
芦毛 アメリカ
Polynesian Unbreakable
Black Polly
Geisha Discovery
Miyako
Merry Madcap 1962
鹿毛
Grey Sovereign Nasrullah
Kong
Croft Lady Golden Cloud
Land of Hope

ホワイトナルビー 1974
芦毛 北海道新冠町
シルバーシャーク
Silver Shark 1963
芦毛 アイルランド
Bussion Ardent Relic
Rose o'Lynn
Palsaka Palestine
Masaka
ネヴァーナルビー 1969
黒鹿毛
ネヴァービート Never Say Die
Bride Elect
センジュウ ガーサント
スターナルビー F-No.7-d


オグリキャップ
笠松競馬場内にあるオグリキャップの銅像