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ハイペリオン系

ハイペリオンは初戦のチェスターヴァーズを勝ち、ダービーステークスでは、調教では走りが思わしくなかったにも関わらず、 2分34秒0のレコードタイムを記録して優勝しました。ダービーの翌6月に行われたプリンスオブウェールズステークス を2馬身差で勝った後、脚部不安を抱えていましたが、セントレジャーステークスまでには治癒して優勝、イギリスクラシック二冠を達成しました。
その後、ゴールドカップを目標に調整が進められましたが、前哨戦の2レースは勝ったものの本番のゴールドカップでは、 セントレジャーステークスで破ったフェリシテイションの3着、さらに翌7月のダリンガムステークスでも2着に敗れました。
ハイペリオンはこのレースを最後に競走馬を引退し、種牡馬となりました。

ハイペリオンの種牡馬成績は非常に優秀で、本質はステイヤー血統ですが、近代競馬に要求されるスピードも内在していたことが繁栄につながり、 オーエンテューダー、サンチャリオット、ペンシヴなどを輩出し、 6度にわたってイギリスのリーディングサイアーに輝きました。
ハイペリオンの支流父系としては、オリオール系、オーエンテューダー系、ロックフェラ系、フォルリ系が有名です。
この中でも、ロックフェラは、種牡馬として母系の良さを伝えて成功し、日本の競馬にも高い適性を示しました。 特にチャイナロックは力強いステイヤー血統として成功し、ハイセイコー、タケシバオー、 アカネテンリュウら数多くの一流馬を出しました。また、ハイセイコーは種牡馬となって、カツラノハイセイコを輩出しています。

馬名 ハイペリオン
性別 毛色 栗毛
生誕 1930年4月18日
(イギリス)
死没 1960年12月9日
Gaingborough Selene
調教師 ジョージ・ラムトン
→コリッジ・リーダー
競走成績 13戦9勝