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ナスルーラ系

 ナスルーラは、抜群の仕上がりで2歳6月にデビューし、続くイギリス2歳重賞コヴェントリーSでは、大楽勝で初勝利を上げました。
しかし、気性の問題から成績が安定せず、英2000ギニー、 英セントレジャーでは着外に沈み、クラシックは無冠に終わりました。

 種牡馬入りしてから、気の悪さはさらに酷くなりましたが、この激しい気性が子孫には優れた闘争心に転じ、 抜群のスピード、瞬発力、勝負根性、仕上がりを子孫に伝え、繁栄していきました。

 後継種牡馬のボールドルーラーは、米リーディングサイヤーに8回も輝く素晴らしさで、 1960〜70年代のアメリカで圧倒的に活躍しました。

 さらに後継種牡馬もグレイソヴリン、レッドゴッド、プリンスリーギフト、ネヴァーセイダイらが相次いで成功。 これにアメリカのボールドルーラー、ネヴァーベンドを加えた6系統を軸に世界的に繁栄していきました。

 また、スピード血脈でスタミナが課題とされていたナスルーラ系に、配合牝馬からスタミナが注入されて、 ミルリーフ系、ブラッシンググルーム系、ゼダーン系のようなステイヤー血脈が誕生し、適距離を延ばしていきました。

 日本においても、ナスルーラ系は、テスコボーイなどのプリンスリーギフト系が活躍し、 そのテスコボーイの血はトウショウボーイ、次いでサクラユタカオー、サクラバクシンオーの父子へと繋がり、 内国産父系を築き上げることとなりました。

馬名 ナスルーラ
性別 毛色 栗毛
生誕 1940年3月2日
(アメリカ合衆国)
死没 1959年5月26日
Nearco Mumtaz Begum
調教師 フランク・バタース(GB) 競走成績 10戦5勝