地方競馬関係者インタビュー/ 福山競馬場・周藤 直樹 騎手
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福山競馬場/ 周藤 直樹 騎手(小嶺 英喜厩舎 所属)
(1984年6月21日生まれ/ 島根県出身)
2002年4月13日に福山競馬場で騎手としてデビュー。2005年、チュウオーバロン号で福山ダービーを制覇。
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騎手を目指そうと思ったきっかけ
中学卒業前の最終進路決定の時に、パソコンで進路先について色々調べていたところ、たまたま、 地方競馬教養センターのHPで騎手課程の募集要項を見つけ、興味を持ち、受験したいと考えるようになりました。
親に受験したいと言ったところ反対されましたが、当時担任だった先生が、後押ししてくれました。 そして、親も1回だけチャレンジして良いと言ってくれて受験し、合格しました。
ちなみに、それまでは、競馬には興味がなく、数回テレビで見たことがあった程度でした。
教養センター(騎手課程)での生活は
馬に乗るのは、最初から面白かったです。怖いという感覚は、ほとんどありませんでした。
ただ、教養センターでは、朝規定の時間に起きることから始まり、一日のスケジュールがきっちり決められていて、 最初の1週間は生活に慣れることが大変でした。朝、起床時間10分前になると音楽が流れるのですが、 それがELT (Every Little Thing)のTime goes byで、曲が流れる度に恐怖を感じました。 その曲が、3か月に1回変わるのですが、次もまたELTの曲で・・・(笑)
同期が結構楽しいメンバーだったので、 親元から離れた寂しさは、それほど感じずに過ごせました。同期には、北海道の笹木騎手、笠松の筒井騎手がいます。
実際騎手になってみて
周りの人に、すごく恵まれていると思います。馬や色々な人の巡り会わせで、2005年の福山ダービーをチュウオーバロンで勝たせてもらいましたし。
でも、ダービーに限らず、他のレースでも勝てば嬉しいですし、負けるとやはり悔しいですね。 ただ、勝ってもうまく乗れなかった時などは、納得いかないと思うこともあります。
(アア)チュウオーバロン (2002/3/23生まれ・鹿毛・牡)
父:(アア)スマノヒツト 母:(アア)リキステンプー(母父:(アア)トライバルセンプー)
主な勝鞍:福山ダービー(2005年)など
騎手のやりがいと大変なこと
僕は、取り柄もないですが、そんな僕がレースで勝てる、人に勝てる、1着を取れることがすごいことだなと感じますし、 やりがいもあります。
大変なことは、最近少し減量がきついことです。
普段の趣味は
釣りが好きです。先週の月曜日も、愛媛の方に釣りに行ってきました。後は、ボクシングが好きです。
以前、3か月くらいボクシングジムにも行っていたこともあります。仕事が忙しくなって行けなくなってしまいましたが、 また時間があれば行きたいと思っています。ボクシングは、見るのも好きですね。
福山競馬の魅力を全国の競馬ファンへ
福山競馬は、コースと客席との距離が近く迫力があるレースを見ることができるので、是非、福山競馬場に来て、一番前でレースを見てほしいと思います。